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妊娠中に歯医者へ行っても大丈夫?時期・麻酔・レントゲンの疑問にお答えします

「妊娠してから歯ぐきが腫れやすくなった気がするけど、歯医者に行って赤ちゃんに影響が出ないか不安で…」——上本町で子育てを始めたばかりのファミリーの方、その心配はとても自然なことです。でも実は、妊娠中だからこそ歯科受診がとても大切な時期なんですよ。根拠をもってお伝えしますね、一緒に確認していきましょう。

「妊娠中は歯医者に行かない方がいい」は本当?よくある誤解を整理する

妊娠中に歯のトラブルが増えやすいのはなぜ?

妊娠中のお口の変化、感じていませんか。「歯磨きすると血が出る」「歯ぐきがなんとなくふくらんでいる」——これらは妊娠によるホルモンバランスの変化が深く関わっています。

妊娠すると、エストロゲン・プロゲステロンなどの女性ホルモンが急激に増加します。これらのホルモンを好む歯周病菌が増えやすくなるほか、ホルモンの影響で歯ぐきの毛細血管の透過性が高まり、炎症が起きやすい状態になります[1]。くわえて、つわりで歯ブラシを口に入れるのがつらくなったり、間食が増えたりして、口腔内が酸性に傾きやすくなります。

つまり、妊娠中は「歯のトラブルが起きやすい状態」が続いているのです。

「行かない方がいい」ではなく「行くべき理由がある」

日本歯科医師会が厚生労働省の検討会に提出した資料によると、日本歯科医師会の資料によると、歯周病と妊娠トラブル(早産・低体重児)との関連が報告されており、妊産婦の口腔健康管理の重要性が指摘されています[1]。

また、同資料では妊産婦歯科健診受診者の割合は妊婦健診受診者全体の5.8%に過ぎないというデータも示されています[1]。多くの方が「行かない方がいい」という誤解から受診を控えてしまっているのが現状です。

大切なことは、「受診しないこと」でリスクを減らすのではなく、「適切な時期に適切なケアを受けること」で、お口とお腹の赤ちゃんの両方を守っていくという考え方です。

大阪市天王寺区の妊婦歯科健診について

大阪市では、妊婦の心身の安定や出生後の子どもの歯の健康保持を進めるため、歯科医師による歯の状況・歯周組織の状況・口腔内清掃状態などの歯科健康診査や歯科保健指導を妊娠中に1回、無料で実施しています[2]。

天王寺区では、区内在住の妊婦さんを対象に、歯科医師・歯科衛生士も参加するマタニティ教室(妊婦教室)が開催されており、妊婦教室に併設した歯科検診も受けることができます[2]。まずは母子健康手帳を受け取った際に、お住まいの区の保健福祉センターへご確認ください。

近鉄「大阪上本町駅」から徒歩1分のセレッソオーラルケアクリニックでは、妊婦さんの受診に際して個室カウンセリングルームにてご状況を丁寧にお聞きします。治療前に費用・期間をわかりやすくご説明しますので、はじめての方もどうぞ安心してご来院ください。

妊娠中に歯科受診が推奨される時期:安定期(16〜27週)が基本の理由

妊娠時期別の受診の考え方

妊娠全体を通じて「いつでも受診してはいけない」というルールはありません。ただし、時期によって対応できる治療の範囲が変わります。日本歯科大学附属病院のマタニティ歯科外来では、「一般的には安定期(16週〜)の歯の治療は可能」と案内しており、その他の時期でも状態や治療内容によっては対応可能としています[3]。

以下に時期ごとの目安をまとめました。

妊娠時期目安となる週数歯科受診の考え方
妊娠初期〜15週流産リスク・器官形成期のため応急処置が中心
安定期(妊娠中期)16〜27週虫歯・歯周病治療を含む多くの処置が可能
妊娠後期28週〜お腹が大きく治療体位が負担になりやすいため応急処置中心

体調が安定してくる妊娠中期(妊娠5〜7カ月くらい)の受診をすすめる専門家が多く、妊娠初期はつわりがひどかったり流産の可能性があるなど母体が不安定な状態、妊娠後期はおなかが大きくなるのであおむけの姿勢がつらい場合があります[3]。

安定期(16〜27週)を逃さないためのポイント

安定期は歯の治療に最も適した時期で、麻酔が必要な虫歯治療を含めほとんどの歯科治療を行うことができます。この安定期の間に治療が終了するよう治療計画が立てられます。出産後は育児に追われ通院時間が取れずに放置して症状を悪化させてしまう方が多いため、早めの受診が大切です[1]。

妊婦健診の合間を縫っての受診、共働きの方には特にハードルが高いですよね。セレッソオーラルケアクリニックは平日夜20時まで診療(午後14:30〜20:00)、土日も9:00〜17:00(日曜は16時まで)で対応しています。産婦人科の定期健診と曜日を分けて予約しやすいよう、スケジュールをご相談ください。

つわりがつらいときの受診・ケアの工夫

つわりの時期は歯磨き自体がつらくなることも多いですよね。奥歯を磨くと吐き気が強まる方は、ヘッドの小さい歯ブラシをお試しください。磨けないときは食後にうがいをするだけでも、口の中の酸性度を和らげる助けになりますよ。

来院時も、治療中に気分が悪くなったらすぐにお声がけください。当院では、患者さんの体調変化に細やかに配慮しながら診療を進めます。妊娠週数や産婦人科医からの注意事項があれば、初診時に教えていただけると、より安心して対応できます。

局所麻酔とレントゲンは赤ちゃんへの影響は?歯科医師が正直にお伝えします

局所麻酔(注射)は使えるの?

「麻酔の注射が赤ちゃんに届いてしまうのでは…」という心配は、とてもよく聞かれます。歯科で使われる局所麻酔(主にリドカイン)について、正直にお伝えします。

歯科で使用する局所麻酔(リドカインなど)は、一般的に妊娠中でも使用できる薬剤とされていますが、妊娠週数や体調によっては使用を控える場合もあります。担当の歯科医師にご相談ください。

厚生労働省の検討会資料では、エックス線撮影や麻酔については体調や不安を考慮しながら慎重に対応するとされており、産後に延ばすことも選択肢として示されています[1]。安定期であれば通常量の局所麻酔を使用できる場合が多いですが、妊娠週数や体調によって担当の歯科医師が判断します。

セレッソオーラルケアクリニックでは、表面麻酔・体温に近い温度の麻酔薬・極細針による2段階対応で注射時の痛みへの配慮に努めています。どうしても不安な場合は、麻酔の使用自体を産後まで延期するプランを一緒に相談しましょう。

デジタルレントゲンの放射線量は?

「レントゲンを撮ったら赤ちゃんが心配…」——これもよく聞かれる不安の一つです。数字で確認しましょう。

日本産科婦人科学会によると、妊婦(胎児)に影響が出る被ばく量は約50mSvと規定されており、歯科のレントゲンはその数百〜数千分の1であるため問題ないと考えられています[6]。

また、歯科で使用するレントゲンの撮影範囲は首から上の部分であり、胴体部分は防護エプロンを着用した状態で撮影するため、赤ちゃんへの被ばくはほとんどありません[6]。

比較対象放射線量の目安
自然放射線(年間)約2.4mSv
東京〜ニューヨーク往復(飛行機)約0.2mSv
歯科用デジタルレントゲン(1枚)約0.001〜0.01mSv
胎児に影響が出るレベル(日産婦ガイドライン)50mSv以上[6]

当院では、従来のフィルム式より被ばく量をさらに低減したデジタルレントゲンを採用しています。防護エプロンも必ず着用していただきますので、ご安心ください。どうしても心配な場合は、緊急性がなければ撮影を産後に延期することも相談できます。

薬の処方はどう判断する?

歯科での薬の服用については、妊婦さんから特に不安の声が多い部分です。痛み止めや抗菌薬の種類によっては、妊娠中に使えないものがあります。当院では、妊娠中の患者さんには母子健康手帳を提示いただき、産婦人科医からの注意事項を共有した上で治療方針を決めています[1]。

「使える薬・使えない薬」の判断は歯科医師が行いますので、市販薬を自己判断で服用するよりも、まずご相談ください。

妊娠中に起こりやすいお口のトラブルを知っておこう

妊娠性歯肉炎(にんしんせいしにくえん)とは?

「妊娠性歯肉炎」とは、妊娠中のホルモン変化によって歯ぐき(歯肉)の炎症が起きやすくなる状態のことです。歯磨き時の出血、歯ぐきの赤みやぷくっとした腫れなどが主なサインです。統計によってかなりの幅がありますが、妊娠女性の10〜70%ほどの頻度で起こるとされています。原因はプロゲステロンという女性ホルモンが増えることで血管壁の性質が変わり、歯ぐきがさまざまな刺激に敏感になるためです。多くの場合、妊娠5〜20週目ごろから歯ぐきの腫れや出血がみられるようになります。

出産後にホルモンバランスが落ち着くと改善が見られる場合もありますが、口腔内の状態によっては継続的なケアが必要なこともあります。安定期のうちにお口の状態を確認しておくことが大切です。

妊娠性エプーリスとは?

聞き慣れない言葉かもしれませんが、「妊娠性エプーリス」(にんしんせいえぷーりす)とは、妊娠中に歯ぐきにできる良性の腫瘤(しゅりゅう・盛り上がり)のことです。前歯まわりにできることが多く、赤みがあって触れると出血しやすいのが特徴です。痛みは少ない場合が多いですが、見た目や出血で気づく方が多いです。ほとんどは出産後にホルモンが安定すると自然に小さくなることがありますが、大きさや部位によっては安定期に除去を検討することもあります。まずは受診して状態を確認することをお勧めします。

歯周病と早産・低体重児のリスク

妊娠中の歯周病が、お腹の赤ちゃんへの影響と関係するという報告があります。日本歯科医師会が厚生労働省の検討会で示した資料によると、「歯周病は妊娠トラブル(早産・未熟児)の原因となる可能性がある」と明示されており、日本歯周病学会編集の資料でも早産・低体重児出産との関連データが示されています[1]。

これは「歯周病があれば必ず早産になる」という意味ではありません。ただ、妊娠中にお口の健康を保つことが全身の健康にも関わるということ——それを知っておくだけで、早めの受診への一歩を踏み出しやすくなりますよね。

妊娠中のセルフケア:今日から始められる3つのこと

来院前でも、毎日の生活の中でできることがあります。

  1. 夜だけはフロスを習慣に——歯と歯の間の汚れはブラシだけでは落としきれません。1日1回、夜の歯磨き後にデンタルフロスを通してみてください。つわりの時期は短時間でOKです。
  2. 歯ブラシは小さいヘッドに変える——ヘッドが小さいほど奥歯まで届きやすく、吐き気を感じにくくなります。歯磨き粉の香りがつらい場合は、一時的に使わずにブラッシングだけでも十分です。
  3. 食後はうがいを1回——つわりで歯磨きが難しい時期は、食後に水や洗口液でうがいするだけでも口腔内の酸性化を和らげる助けになります。

まとめ

  • 妊娠中の歯科受診は「控える必要はない」どころか積極的に推奨されています。 妊娠性歯肉炎・歯周病など、妊娠中はお口のトラブルが起きやすい時期であり、放置は全身の健康にも影響する可能性があります[1]。
  • 受診の目安は安定期(16〜27週)。 多くの歯科治療がこの時期に対応可能です。出産後は育児で来院が難しくなるため、安定期のうちに治療を進めることをめざしましょう[1][3]。
  • 局所麻酔・デジタルレントゲンともに、安定期であれば多くの場合使用・実施できます。 ただし妊娠週数・体調・使用薬剤の種類によって判断が異なるため、必ず妊娠中であることを歯科医師に伝えてください[1][6]。
  • 大阪市では妊婦歯科健診が妊娠中1回、無料で受けられます。 天王寺区のマタニティ教室と合わせてご活用ください[2]。
  • セレッソオーラルケアクリニックは産後も赤ちゃんと一緒に通えるクリニックです。 全世代対応・食育・栄養指導も実施しており、妊娠中から子育て期まで切れ目なくサポートします。

妊娠中のお口のことが不安な方は、まずお電話またはWebでご予約ください。近鉄「大阪上本町駅」徒歩1分、大阪市天王寺区上本町のセレッソオーラルケアクリニック(TEL: 06-6796-9268)では、平日夜20時まで・土日診療対応で、妊婦健診のスケジュールに合わせた受診相談も承っています。「今何週だけど診てもらえますか?」という問い合わせもお気軽にどうぞ。産後は赤ちゃんと一緒に通えるクリニックとして、これからの子育てを一緒に支えていきます。

はじめて受診される方は、初めての方へ(初診の流れ)もあわせてご覧ください。

参考文献

  • 妊産婦における口腔健康管理の重要性(第2回妊産婦に対する保健・医療体制の在り方に関する検討会 資料3)(厚生労働省) https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/000488879.pdf
  • 妊婦の歯科健診 – 大阪市(大阪市) https://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/page/0000560755.html
  • 妊娠前から妊娠期、授乳期のQ&A|マタニティ歯科外来|特別診療部門|診療科・部門|日本歯科大学附属病院(日本歯科大学附属病院) https://www.tky.ndu.ac.jp/hospital/departments/special/maternity/faq.html

[1] 公益社団法人日本歯科医師会(厚生労働省第2回妊産婦に対する保健・医療体制の在り方に関する検討会 資料3)「妊産婦における口腔健康管理の重要性」mhlw.go.jp

[2] 大阪市「妊婦の歯科健診」city.osaka.lg.jp

[3] 日本歯科大学附属病院 マタニティ歯科外来「妊娠前から妊娠期、授乳期のQ&A」tky.ndu.ac.jp

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セレッソオーラルケアクリニックでは、痛みや不快感を抑えた治療を提供し、虫歯・歯周病・根管治療から、インプラントや審美歯科まで幅広く対応しています。

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